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週刊金曜日(2011/03/25)の槌田敦・元名城大学教授に聞く「想定外」という言い訳は通用しないより
―――地震規模が「想定外」だったと。
ウソです。これまでの日本のマグニチュードは日本式で、今回も最初は日本式で八・四でした。ところが三回数値が変わって、九・○になりました。これは国際式の値で、突然説明もなく値を変えたのです。
中部電力は浜岡原発では、八・四に耐えられると言っていますから、今回のは「想定外」ではないのです。なぜこんなことをしたか。数字だけ八・四から九・○にすれば、東電が「想定外」という言い訳ができるからと考えたんでしょう。でも二○○四年のスマトラ地震はM九・三ですよ。なぜ「想定外」ですか。
さらに、計画停電について
現在より数百万キロワット足りないからというのですが、自販機だけで一○○万キロワット分あるのです。それをとめてくださいと、東電が言いましたか。ネオンサインを消してくださいと、言いましたか。
一般の国民は停電となれば日常生活に直結するので、どうしてもそちらの方に目がいく。東電は停電で批判されるかもしれないが、それは構わない。「原発がなければ停電するぞ」と思わせたいのです。
槌田敦はトンデモ系の学者と言われてたりするんでどこまで信じていいのか素人の私には分からないのですが、でも今回の件、政府と東電は信用ならない。