没後120年 ゴッホ展


名古屋市美術館で開催中の『没後120年 ゴッホ展』に、友達と行ってきました。
もともとは母に誘われていたのですが、「ゴッホの展覧会、前にも言ったことあるしやめとく」と行っていた矢先、大学時代の友人から一緒に行こうと誘われて、結局行くことに。しかし、やっぱり実物を見ると感動しますね。行って良かった。


さて、昨日展覧会を見に行ってきたのですが、土曜日ということもあって人がたくさん来ていました。当日券の所に列が少しですが出来ていて…普段、美術館って割と閑散としているものだから、やっぱり有名な作家の展覧会は違うなと実感。
中に入ってもすぐには展示室にはすぐには入れてもらえず、しばし待つことに。展示室に入ったら入ったで、人がたくさんいてまたびっくり。
近くで見るのに少し苦労しました。
今回の展覧会ではゴッホの画風の変遷をたどってどうやって独自の絵を確立していったのかということに重点が置かれているらしく、初期の素描や風景がもかなりありました。またゴッホの模写した絵ともとの絵が並べて展示されていたり、ゴッホが影響を受けた画家の絵も展示されていました。
初期の絵は色も暗めだし、筆跡があんまりない感じ、いわゆる誰もがゴッホと聞いて思い浮かべる絵とは大違いでした。それが、印象派等の影響をうけてどんどん絵が変わっていく過程が実際に見れる点は面白かったです。やはり、私は独自の作風を確立してからの作品の方が生き生きとしていて好きですね。展覧会のポスターにもなっている「灰色のフェルト帽の自画像」は色遣いや筆のタッチが素晴らしくて、目を奪われました。