新年早々、堕靡泥の星

無性に『堕靡泥の星』が読みたくなって読み返すという最悪な正月を送ってしまった者です。
いやしかし、これの一番最初のエピソード、なんだかんだで秀逸でしょ!?呪われた出自の達也が父親に虐待&母の自殺コンボで歪みきって猟奇殺人者になっちゃうんだもん。
好きなのは『夜と霧』を読んでサディズムに目覚めるシーンと船の上での父親とのやりとりだな。
しかし『夜と霧』で目覚めるとか、そもそもダビデの星とか、いろいろとまずい雰囲気が漂ってマス。
都条例で速攻アウトになるタイプの劇画だよね…。
ついでにOVA化されたの見てみたいんだけどさすがにそろえる勇気がない。ってかかくす場所がないゼ 笑
親と同居してるんで、親に見つかったら気まずいっていうかさ。文庫版かくしてあるしwww
うちの親、すごく真面目な人なのでこんな女の人がレイプされまくるマンガ見たら卒倒しそうor怒りまくりそう。
私はフィクションはフィクションで割り切れる人なので。


話変わって都条例。
これってホントどーかしてる。
いつもマンガは槍玉にあがるんですね。
小説なら許されるの???分らんね。
私なんか高校生のころ図書室で花村萬月の『ゲルマニウムの夜』を借りて読んでて、その暴力&エロ描写に「いくら芥川賞作品とはいえ、これって学校において良いのか…」て思っちゃった経験があるのですが…。他にも三島とかだって読もうと思ったらエロ小説として読めると思うんだけど!?
マンガは全て低俗なんでしょうか。