超絶技巧!明治工芸の粋

ちょっと前になりますが、11月7日に岐阜県現代陶芸美術館で開催中の「超絶技巧!明治工芸の粋」(2015年9月12日~2015年12月6日)を見てきました。


大分前に本屋さんで立ち読みして気に入って買った別冊太陽「明治の細密工芸: 驚異の超絶技巧!」。

この本に載っている作品も多数展示されるようなので、ずっと気になっていた展覧会でした。


本で見て、「すごい!」と思ってはいましたが、実物をみるとより「すごい!!!!」となり、やっぱり実物をみないとなと思わせてくれる、とても素晴らしい展覧会でした。

特に感動したのは七宝の作品。本にサイズがのっていたけどそこまでちゃんと見ていなかったもので、実際に見ると思ったより小さいんですよね。そこに細密な美しい柄が!
いくつかは四方から見られる展示になっていまして、しばらくあっちから見たり、こっちから見たりして。ここまですごいと、本当に「すごい」という言葉しか出てこないものなんですね…私の語彙不足かもですが(^^;)
あまりに模様が細かい作品の所には虫眼鏡が設置されていました。

安藤緑山の象牙をつかった彫刻もすごかった。本当に本物みたい。
色遣いが絶妙で、なすびのテカッた色の感じとか、バナナの皮の茶色くなっている部分の感じとか…。しかし、ふと思うのはこの彫刻の用途って何なんだろう?家に飾っても、本物の野菜とか果物が置いてあるようにしか見えないから、知らない人が見たらなんで野菜飾ってんだろ?と思われそう。

その他の分野の作品もどれも見どころ満載で、見るのに少し疲れるくらい。この展示なら美術とかに興味がない人でも楽しめるとおもいます!!。


岐阜県現代陶芸美術館の次の展覧会のスケジュールが「アール・ヌーヴォーの装飾磁器」なんですよね。こっちも見に行きたいな。