伝説の「どりこの」

伝説の「どりこの」  一本の飲み物が日本人を熱狂させた

伝説の「どりこの」 一本の飲み物が日本人を熱狂させた


この本、新聞の書評に載っていてちょっと気になっていた本です。
最近、とある本屋で偶然見つけて購入。


この本のメインテーマはもちろん「どりこの」という滋養強壮飲料なのですが、
「どりこの」を販売していた大日本雄弁会講談社(現:講談社)の歴史にもふれられていて面白い。
講談社創業者の野間清治氏とどりこのの開発者の高橋孝太郎博士がとにかく個性的で、エピソードに事欠かない。
特に野間清治氏は豪快な人のようで、これぐらいのバイタリティがないと、大会社を一代で築くなんてできないんだろうなと妙に納得。
講談社の「少年部」という組織も興味深い。


当時の広告等、図録も充実していて見るのも楽しい。
私がレトロ好きだからだけなのかもしれないが、戦前の広告のセンスって好きだわ。


どりこの探偵局もどうぞ。